「Switch 2が届いたけど、何から手をつければいい?」
「今のSwitchのデータ、ちゃんと引き継げるのかな」
「旧Switchって、もう売っちゃっていいの?」
どうも、「ゲーム機乗りかえナビ」管理人のコウです。
中古ゲームショップの買取カウンターに8年立ち、数千台のゲーム機を査定してきました。
僕自身もSwitch 2を買ったときに、初代Switchと周辺機器一式を手放して購入資金の足しにしています。
最初にひとつだけ。
Switchのデータをまとめて移せる「まるごと転送」は、Switch 2の初回設定のときにしか選べません。
勢いで箱を開けて初回設定を済ませてしまう前に、この記事に目を通しておいてください。
この記事では、買う前の確認、データ移行、旧本体の後始末、そして旧本体を売るか残すかの判断まで、乗り換えでやることを順番に整理しました。
手順や仕様は任天堂の公式サポートで確かめた内容をもとにして、元査定員として「売る前にここだけは」というポイントを添えています。
目次
まずは全体像。乗り換えのやることリスト
やることは大きく4段階に分かれます。
| 段階 | やること | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 買う前 | ソフト・コントローラー・microSDカードが使えるか確認 | 旧microSDカードはソフトの保存に使えない |
| 移行 | 初回設定で「まるごと転送」 | 初回設定を過ぎると選べない |
| 後始末 | 旧本体をネットにつないだ状態で初期化 | オフラインだと登録が残る |
| 売る・残す | 家族用に残すか、付属品をそろえて売るか決める | ドックやケーブルの入れ忘れ |
上から順に見ていきます。
買う前に確認しておくこと
Switchソフト、Nintendo Switch Online、コントローラー
任天堂のNintendo Switch 2 への移行ガイドによると、これまでに買ったSwitchソフトは一部を除いてSwitch 2で遊べますし、Nintendo Switch Online(以下NSO)に加入している人はSwitch 2でも引き続き利用できます。
NSOを解約して入り直す必要はありません。
対応していないソフトや遊び方に制限があるソフトもあるので、よく遊ぶタイトルは同じページから辿れる動作確認状況で検索しておくと安心です。
コントローラーは、SwitchのJoy-ConやProコントローラーも無線でつなげば使えます。
ただし、SwitchのJoy-ConはSwitch 2本体では充電できません。
しかも『リングフィット アドベンチャー』はリングコンやレッグバンドにJoy-Con 2をセットできないため、Switch用のJoy-Conが必要です。
フィットネス系のソフトを遊んでいる家庭は、旧Joy-Conを手元に残すかどうかをこの時点で考えておいてください。
後半の「売るか残すか」に直結します。
もうひとつ、Switch 2の「日本語・国内専用」モデルは、「国/地域」が日本のニンテンドーアカウントしか連携できません。
家族の誰かが海外設定のアカウントを使っているなら、買う前に確かめておきましょう。
microSDカードはそのまま使えない
僕のゲーム仲間にも、ここで引っかかった人が何人もいました。
Switch 2で使えるのは「microSD Express」規格のカードだけで、Switchで使っていた普通のmicroSDカードにはソフトを保存できません。
任天堂のNintendo Switch 2 と Nintendo Switchの互換性について(周辺機器)でも、Switchで使っていたmicroSDカードは「お使いいただけません」と書かれています。
新しく買うなら、カードやパッケージに「EX」のマークがあるかを確かめてください。
旧カードが完全に無駄になるわけではなく、保存してある画面写真や動画をSwitch 2に取り込むときだけは、一時的に差して使えます。
データ移行は「まるごと転送」。使えるのは初回設定のときだけ
任天堂のサポートページNintendo Switch本体からNintendo Switch 2 本体に引っ越しするでは、引っ越しの方法が2つ案内されています。
初回設定のときだけ使える「まるごと転送」と、初回設定のあとでも使える「セーブデータの引っ越し」です。
まるごと転送は、ユーザー、セーブデータ、画面写真、Wi-Fiの接続先、みまもり設定、購入済みソフトの情報などをまとめて移せます。
ダウンロードソフトは、転送が終わると新しい本体で順番に自動で再ダウンロードされます。
セーブデータの引っ越しは選んだセーブデータだけを移す機能で、引っ越し元の本体からはそのセーブデータが消えます。
手間を考えると、初回設定でまるごと転送を選ぶのが基本です。
ローカル通信とサーバー経由の違い
まるごと転送には、2台を近づけて送る「ローカル通信」と、いったんサーバーに預ける「サーバー経由」の2通りがあります。
旧本体のデータがどうなるかがまったく違うので、ここは表で押さえておいてください。
| ローカル通信 | サーバー経由 | |
|---|---|---|
| 使う場面 | Switch 2と旧Switchが両方手元にある | Switch 2を買う前に旧本体を手放したい |
| データの扱い | コピー(一部は旧本体から消える) | 移動 |
| 転送後の旧本体 | ほとんどのデータが残る | 初期化される |
| 注意点 | 2台それぞれに付属のACアダプターが必要 | 受け取り期限は約1年(364日) |
まるごと転送とはのページでも、旧本体で引き続き遊ぶならローカル通信がすすめられています。
サーバー経由は「先に旧本体を売って資金にしたい」人向けの方法で、データを送ると旧本体は初期化されます。
受け取るまでの間にニンテンドーアカウントを削除しないよう、任天堂は注意を呼びかけています。
転送前にそろえるもの
ローカル通信で転送するなら、始める前に次のものを用意しておきます。
- 旧SwitchとSwitch 2を、どちらも最新のシステムバージョンに更新しておく
- 2台ともインターネットにつながる状態にする
- 旧Switchのユーザーをニンテンドーアカウントと連携しておく(未連携のユーザーは転送後に旧本体から消える)
- 旧Switch用とSwitch 2用、それぞれの純正ACアダプター
- 持っていればmicroSD Expressカード(先に差しておくと保存先になる)
- 旧Switchで使っていたmicroSDカード(写真・動画の取り込み用)
- みまもり設定をしている場合は、その暗証番号
僕がやらかしたのがACアダプターです。
旧Switchを売るつもりで付属品を先に箱へ詰めてしまい、転送の途中で段ボールを開け直しました。
転送中はSwitchとSwitch 2のそれぞれに純正アダプターをつなぐよう案内されるので、旧本体の付属品をしまうのは転送が終わってからにしましょう。
旧本体を家族用に残すなら、ここが落とし穴
まるごと転送は、旧本体のユーザー全員をまとめて送る仕組みで、一部のユーザーだけを選んだり外したりはできません。
しかもローカル通信でも、NSOの「セーブデータお預かり」に対応していないソフトのセーブデータは、転送後に旧本体から消えます。
任天堂は例として『あつまれ どうぶつの森』や『1-2-Switch』を挙げていて、あつ森の島はSwitch 2へ移り、旧本体には残りません。
『スプラトゥーン2』『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』も、セーブデータお預かりに対応していないソフトとして案内されています。
子どもが旧Switchで島やポケモンを育て続ける予定なら、まるごと転送は使わず、自分のユーザーのセーブデータだけを「セーブデータの引っ越し」で移すほうが安全です。
家族会議は転送の前に済ませておきましょう。
転送が済んだら、旧本体の後始末
旧本体を手放すなら、本体の初期化は必須です。
気をつけたいのは、初期化をインターネットにつながる環境でやること。
任天堂の案内では、オフラインのまま初期化すると、ダウンロードソフトを遊ぶための「バーチャルゲームカードを利用できる本体」などの登録が消えずに残ってしまいます。
昔の解説記事でよく見る「いつもあそぶ本体の解除」は、2025年4月の本体更新でバーチャルゲームカードが導入されたのに伴って、仕組み自体が廃止されました。
今はバーチャルゲームカードを利用できる本体が、1つのニンテンドーアカウントにつきSwitchとSwitch 2を合わせて2台までと決まっています。
ローカル通信で転送すると、旧本体とSwitch 2の両方が登録された状態になることが多いので、旧本体を売る前にネットにつないで初期化し、枠を空けておきます。
microSDカードを抜いておくこと、初期化してもNintendo Switch Onlineの自動継続は止まらないこと(乗り換えならそのままでOK)も覚えておくと安心です。
初期化とアカウント連携解除の具体的な手順は、ゲーム機を手放す前に必須。初期化とアカウント連携解除の完全手順にまとめています。
旧本体は売る?残す?元査定員の判断軸
ここからは僕の考えです。
迷ったら、次の表で当てはまる項目が多いほうを選んでみてください。
| 売るのが向いている | 残すのが向いている |
|---|---|
| Switch 2で遊ぶのは自分ひとり | 家族が同じ時間に別々のゲームを遊ぶ |
| Joy-Conが必要なソフトを遊ばない | リングフィットなどで旧Joy-Conを使い続ける |
| 置き場所に余裕がない | 子ども用の本体を分けて管理したい |
| 旧本体で続けたいセーブデータがない | 旧本体で育て続けたい島やデータがある |
分かれ目になりやすいのがJoy-Conです。
旧Joy-ConはSwitch 2で充電できないので、リングフィットを続けるなら充電グリップを別に用意するか、旧本体ごと残すことになります。
Joy-Conだけ抜いて本体を売れば、多くの店で付属品の欠品として減額の対象になります。
中途半端に分けるより、「全部売る」か「全部残す」かで考えたほうが損は少ないと僕は思っています。
売るなら、付属品は旧本体の箱に戻す
先ほどの任天堂の互換性ページによると、SwitchのドックはSwitch 2では使えず、SwitchのACアダプターは充電こそできるものの電力不足でTVモードには使えません。
Switch付属のHDMIケーブルも規格が違うため非対応です。
つまり旧本体の付属品は、Switch 2で使い回す前提で考えないほうがいいわけです。
買取カウンターでSwitchを査定していた頃、本体とJoy-Conだけが持ち込まれて、ドックとケーブルは「テレビの裏につないだままでした」というケースを数えきれないほど見ました。
ドック、ACアダプター、HDMIケーブル、Joy-Conグリップ、ストラップまでそろっているかで、査定の印象はかなり変わります。
Switch 2のケーブル類と見た目が似ているので、混ざらないように1本ずつ確かめてから箱に戻してください。
外箱の有無と査定の関係は、遊び終わったゲームソフトは「箱・説明書あり」で査定額が変わるで詳しく書いています。
売り時については、相場が時期や状態で変わるので、いつが一番とは言い切れません。
ただ、押し入れで寝かせて得をしたハードを、僕はほとんど見たことがありません。
遊ばないと決めたら、転送と初期化を済ませて早めに次の人へ回す。
それが一番気持ちのいい乗り換えです。
まとめ
Switch 2への乗り換えでやることを振り返ります。
- 買う前に、よく遊ぶソフトの動作確認状況と、microSD Expressが必要なことを確認する
- Nintendo Switch Onlineは引き続き使えるので、解約しない
- まるごと転送を使えるのは初回設定のときだけで、旧本体で遊び続けるならローカル通信を選ぶ
- 転送前に、純正ACアダプター2つと、ユーザーのアカウント連携を準備する
- 家族が旧本体で遊び続けるなら、あつ森の島などが旧本体から消える点に注意する
- 旧本体を手放すときは、インターネットにつないだ状態で初期化する
- 売るならドック・ACアダプター・HDMIケーブルを旧本体の箱へ戻す
新しいハードが届くとすぐ遊びたくなりますが、初回設定の前に少しだけ準備の時間を取ってください。
それだけで、データも旧本体も無駄にせずに済みます。
ゲームは遊ばれてこそ、機械は動いてこそ。
旧Switchにも、次に遊んでくれる人のところか家族の手元で、もうひと働きしてもらいましょう。
出典
本記事の執筆にあたり、以下の情報を参考にいたしました。
- Nintendo Switch 2 への移行ガイド – 任天堂
- Nintendo Switch本体からNintendo Switch 2 本体に引っ越しする – Nintendo Switch 2 サポート(任天堂)
- まるごと転送とは – Nintendo Switch 2 サポート(任天堂)
- Nintendo Switch 2 と Nintendo Switchの互換性について(周辺機器) – 任天堂
